Case Study

現場力を喚起する

ニフティ株式会社 様

グループ連結管理・単体管理での fusion_place ご利用事例

ニフティ株式会社様は全社規模で様々な用途に fusion_place をご利用されています。初期導入時にはフュージョンズがご支援させて頂きましたが、大半をお客様主導で導入され、その後の拡張も自力で実施されています。

現在のご利用状況、今後の展開などをお伺いしました。

お話しを伺った方

経営管理統括部 事業推進グループ

荒木 恵 様

インタビュー

fusion_place を導入した背景についてお聞かせください

使用していた予算管理ツールからのリプレースでした。以前使用していた製品はライセンス料が高く、ディメンション(*1)の追加が自由にできないなどの制約や、パフォーマンスに課題があり、自社の要件が実現できる製品をさがしていました。

その中で fusion_place を採用したのは、コストとパフォーマンスです。年間のライセンス料は大分抑えられました。管理軸の設定が制限なく自由にでき、大量のデータを取り込んでも遅くなることは一切ありません。本番稼働から数年経っていますがパフォーマンスが劣化することなく、以前のもっさりとした操作感は払拭できました。

(*1)データの分析軸・管理軸

現在のご利用状況を教えていただけますか

最初に導入したのは、予算・実績管理で、主に組織別・サービス別に管理しています。その後、管理会計周りを中心に拡張していきました。各種 KPI 数値の管理、人別の人件費データを持ち頻繁な組織変更への対応などに適用しました。

また、導入してから分社、子会社化がありましたが、その都度、各社への移管は非常にスムーズに行えました。新たにライセンスを購入したグループ会社には自社環境を渡し、そこから各社カスタマイズして使用しています。現在もグループ会社の1つで fusion_place へのリプレースを予定しております。


ニフティ様単体、グループ会社単体でのご利用だけでなく、ニフティグループ全体の管理でも fusion_place をお使いでしょうか

グループ会社からの予算・見通し・実績などのデータを取り込み、グループ全体の連結数字を作成しています。取締役会承認用に提出する連結予算 P/L も fusion_place から出しています。今は、fusion_place になんでも入れていこう!という流れですね。

グループ全体でご利用いただいていますね。fusion_place 内で実現されているデータの計算処理ついて教えていただけますか

配賦処理を行っています。

コストドライバが異なる配賦率が複数種類あり、コストによってどの配賦率を使用するかが決まっています。配賦率には売上比率は使用せず、作業工数の比率などサービスに即したドライバを使用しています。

配賦の考え方は非常に合理的ですね。どうしても細かく管理するようになりがちです

毎月の比率算出は大変なので半期に1度比率算出し、予算にも実績にも同じ配賦率を採用しています。毎月という声もありましたが、配賦の本来の目的は、全部署に精確に配賦することではなく、もう少し大きな視点で配賦結果を確認することだと考えています。

既存システムとの連携についてお伺いします。会計システム以外にデータ連携をされているシステムはありますか

各種 KPI 用の数値を自社システムから自動で取り込んでいます。

レポートのドリルダウン機能が魅力の1つでしたので、会計システムからは伝票明細も自動で取り込み、ドリルダウン分析を実現しています。

また、以前は、差異説明などの文字情報はExcelに記載してもらいExcelで保存していました。管理が大変でしたが、これらの文字情報も fusion_place に格納して活用しています。

基幹システムのマスタ情報も自動連携を実現されていると伺っています。詳細を教えていただけますか

fusion_place のマスタ情報は基幹システムから毎晩自動連携しています。

管理会計用の付加情報は fusion_place 内だけに登録しています。自動で連携された項目に fusion_place 内で使用している情報を与えることで、管理体系に自動連携できる仕組みを構築しました。fusion_place の一般ユーザには管理体系の階層を確認できる画面を用意しています。また、fusion_place からエクスポートしたマスタ情報を他システムにも自動連携しています。

マスタ情報の自動連携はどのお客様も希望されるところだと思います。最後に、今後の展開をお聞かせください

先ほどお話しした通り、グループ会社1社の予算管理システムを fusion_place へリプレースするプロジェクトが動き始めています。作成するアプリケーション数が影響しない新価格体系への変更も選択肢の1つとしてライセンスを検討する予定です。

荒木様、お忙しいところご協力賜りまして誠にありがとうございました。

ニフティ株式会社について

タグから選ぶ

以下にチェックがついてしまう貴社の課題、経営管理システム
解決します

  • 管理会計を複数のツールの連携で行っているため、煩雑かつコストがかかっている
  • 社内に管理関連ツールがたくさんがあるが、いくつかのツールは使い方さえ知らない

会社の課題に気がついてしまったあなた。救世主になりませんか! 毎月開催、お手軽なウェビナーに参加しましょう。